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原発と教育の間で悩んだ小学校長が教育現場を去った。

山口県上関町立祝島小の前校長、山本英二さん(53)。原発予定地対岸の島で唯一の学校長だったが、東京電力福島第一原発の事故後、原発の安全性を説いてきた日本の教育行政に疑問を抱き、悩んだ末、10月31日付で辞職した。

山元さんは昨春、山口市内の大規模校の教頭から異動。着任前は当たり前のように「原発は安全」と思っていた。「関心も知識もなく、反対運動にもアレルギーがあった」。

だが、新任地は、中国電力の上関原発建設計画に島民の多くが反対している祝島だった。


●実態を知り怒り
祝島小の児童は4人だが、学習発表会には100人もの島民が集まり、学校をもり立てた。彼ら場、中国電力が着工しようとするたびに漁船で抗議し、予定地に座り込む。単身赴任で島に暮らすうち、粘り強い反対運動には「何か意味がある」と思えてきた。
そこに福島の原発事故が発生。書籍やインターネットで原発情報を集め「実態を知れば知るほど腹が立った」。

原子力村と呼ばれる存在にも、安全を強調してきた文部科学省にも、実態を知らなかった自分にも。教育者は中立であるべきだが、黙認は出来ないと思った。「我々は反省し、子供たちにわびるべきだ」
県内の小学校長約300人が山口市に集った5月の研修会。閉会間際、立ち上がって県教委の審議監に問うた。
「原子力・エネルギー教育について今後の在り方など県教委の見解をお聞きしたい」。
震災前に上関町の周辺も原発関連交付金を受け取る意向を示したのは「悲しい」と表明した。

結局、そのまま閉会。1人の校長は「わしらも考えんといけん」と声をかけてくれたが、話を聞きつけて心配した先輩校長から電話が入った。
「辞めるに値するようなこと、言うたらしいな。波紋を呼んどるぞ」

5日後、校長会の幹部らに呼び出された。「TPO(時、場所、場合)をわきまえない発言」と注意され、「対岸に原発が出来たら祝島の子供の安全安心は」と言いかけて遮られた。研修会の発言は思いつめた末だったが「さざ波も」起きなかった。誤った国策に抗議するには辞めるしかない」。2日後に辞表を出した。

●再三の慰留固辞
町教委の再三の慰留にも動じなかった。7月には、県教委の審議監に「文科省は謝るべきだ」と手紙を送り、原発推進派が多い町議会にも質問状を出した。どれも返事はなかった。

町教委への辞表は3度目で受理された。校長会幹部は辞表に驚きつつ「原発は大事な問題だが、教員として中立の立場を大事にすべきだ」。

県教委の審議監は取材に「辞めないで欲しかった。残念」。原発反対運動に参加する祝島小PTA会長の蛭子聡さん(47)「反対する気持ちがあるならなおさら辞めないで欲しかった」と惜しんだ。

山本さんは島を離れ、山口県下松市の自宅に戻った。「意地を張り通しちゃった」。無職となった今、福島県で放射能の除染活動を手伝いたいと思っている。「後悔はしていない」と言い切った。
(渡辺純子)

chihointokyoの毒皿ブログより転載


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